1878年に作曲
ブラームスは、ヴァイオリン協奏曲を書き上げたのは45歳になってからだが、これは、交響曲第2番の翌年という、彼の創作活動が頂点に達した時期にあたり、交響的な重厚な響き、入念な主題操作、独奏楽器を突出させないバランス感覚、いずれもブラームスの個性が存分に表現された名作となった。
本作品は、ベートーヴェン、メンデルスゾーンの作品と並んで3大ヴァイオリン協奏曲と賞されている。
この作品を聴いたシベリウスは、その交響的な響きに衝撃を受け、自作のヴァイオリン協奏曲を全面的に改訂するきっかけとなった。
一方チャイコフスキーは、メック夫人へ宛の手紙で、この曲について「私の好みに合わない」「詩情が欠けているのに、異常なほどに深遠さを装ってみせる」と酷評している。
楽器編成
独奏ヴァイオリン
フルート2
オーボエ2
クラリネット2
ファゴット2
ホルン4
トランペット2
ティンパニ
弦5部
