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ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77

1878年に作曲


ブラームスは、ヴァイオリン協奏曲を書き上げたのは45歳になってからだが、これは、交響曲第2番の翌年という、彼の創作活動が頂点に達した時期にあたり、交響的な重厚な響き、入念な主題操作、独奏楽器を突出させないバランス感覚、いずれもブラームスの個性が存分に表現された名作となった。


本作品は、ベートーヴェン、メンデルスゾーンの作品と並んで3大ヴァイオリン協奏曲と賞されている。


この作品を聴いたシベリウスは、その交響的な響きに衝撃を受け、自作のヴァイオリン協奏曲を全面的に改訂するきっかけとなった。
一方チャイコフスキーは、メック夫人へ宛の手紙で、この曲について「私の好みに合わない」「詩情が欠けているのに、異常なほどに深遠さを装ってみせる」と酷評している。


楽器編成
独奏ヴァイオリン
フルート2
オーボエ2
クラリネット2
ファゴット2
ホルン4
トランペット2
ティンパニ
弦5部

ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.83

1881年に完成


初期の作品であるピアノ協奏曲第1番より、22年のブランクの後に書かれたピアノ協奏曲。
交響曲第2番やヴァイオリン協奏曲と並ぶ、ブラームスの成熟期・全盛期の代表作であり、最も有名な作品のひとつでもある。


ブラームスの作曲の師匠エドゥアルト・マルクスゼンに献呈された。


楽器編成
独奏ピアノ
フルート2
オーボエ2
クラリネット2
ファゴット2
ホルン4
トランペット2
ティンパニ
弦5部

ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 op.15

1857年に完成


元々は1854年3月に3楽章構成の『2台のピアノのためのソナタ』として書き上げられたものが原型である。
しかしブラームスはクララ・シューマンと何度か試奏してピアノという形に不満を抱きはじめ、1854年の7月には交響曲に書き直そうと考えてオーケストレーションに取りかかった。
しかし1855年の2月に本人自身が協奏曲にしたらとひらめいたことで現在のスタイルの外形が出来上がった。
ただしこの時点では第2楽章は今のものとは別(スケルツォ)だった。
さらに、クララ・シューマンや親友のヨーゼフ・ヨアヒムの助言を受け、彼らが納得いくまでブラームスは改訂を加えている。


クララによれば第1楽章は1856年10月1日に完成、そしてブラームスの私信によればフィナーレは12月、そして新たに書き出した第2楽章は1857年1月に完成している。


演奏時間:約50分


楽器編成
独奏ピアノ
フルート2
オーボエ2
クラリネット2
バスーン2
トランペット2
ホルン4
ティンパニ
弦五部

交響曲第4番 ホ短調 op.98

ブラームスが完成させた最後の交響曲である。


第2楽章でフリギア旋法を用い、終楽章にはバロック時代の変奏曲形式であるシャコンヌを用いるなど、擬古的な手法を多用している。
このことから、発表当初から晦渋さや技法が複雑すぎることなどが批判的に指摘されたが、現在では、古い様式に独創性とロマン性を盛り込んだ、円熟した作品としての評価がなされており、4曲の交響曲の中でも、ブラームスらしさという点では筆頭に挙げられる曲である。


なお、第4楽章の「シャコンヌ」は、パッサカリアともいうが、両者の使い分けは人によって異なり、明確に使い分けることは困難である。


演奏時間約40分。


楽器編成
ピッコロ(2番フルート持ち替え)
フルート2
オーボエ2
クラリネット2
ファゴット2
コントラファゴット
ホルン4
トランペット2
トロンボーン3
ティンパニ
トライアングル
弦五部

交響曲第3番 ヘ長調 op.90

1883年完成。


ブラームスの交響曲の中では演奏時間が最も短く、新鮮かつ明快な曲想で知られる。


初演者ハンス・リヒターは、「この曲は、ブラームスの『英雄』だ。」といったという。
しかし、当のブラームスはこの曲の標題的な要素についてはなにも語っていない。


両端楽章で英雄的な闘争をイメージさせる部分もあるが、その根底を流れているのは、ロマン的な叙情や憂愁と考えられる。


演奏時間は約37分。


楽器編成
フルート2
オーボエ2
クラリネット2
ファゴット2
コントラファゴット
ホルン4
トランペット2
トロンボーン3
ティンパニ
弦五部

交響曲第2番 ニ長調 op.73

1877年に作曲


緊密な構築性や劇的な性格が前面に打ち出された第1交響曲に対して、これとは対照的に伸びやかで快活な雰囲気を示す。
第1交響曲という難産を果たしたブラームスの、当時のリラックスした気分が反映されているとも考えられている。
同時に、よどみなく流れる曲想のように見えながら、構成的にも統一が
見られ、音楽の表情は単純でない。


第1楽章の牧歌的な響きから、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」にたとえられ、「ブラームスの『田園』交響曲」と呼ばれることもある。


演奏時間約45分。


楽器編成
フルート2
オーボエ2
クラリネット2
ファゴット2
ホルン4
トランペット2
トロンボーン3
チューバ
ティンパニ
弦五部

交響曲第1番 ハ短調 op.68

1876年に完成。


ブラームスはベートーヴェンの9つの交響曲を意識するあまり、管弦楽曲、特に交響曲の発表に関して非常に慎重であったことで知られている。


最初の交響曲は特に厳しく推敲が重ねられ、着想から完成までに21年という歳月を要した労作である。


この作品は、ベートーヴェンからの交響曲の系譜を正統的に受け継いだ名作として聴衆に受け入れられ、交響曲の歴史上でも最も偉大な一曲という意味で、指揮者のビューローには「ベートーヴェンの第10交響曲」と絶賛された。


この交響曲はハ短調で書かれているが、これはベートーヴェンの交響曲第5番(運命)と同じである。
また、第4楽章の第1主題はベートーヴェンの交響曲第9番第4楽章の「歓喜の歌」を思わせるものとなっている。
ブラームスもそのことを十分意識していたととれる発言を残している。


楽器編成
フルート 2
オーボエ 2
クラリネット 2
ファゴット 2
コントラファゴット1
ホルン 4
トランペット 2
トロンボーン 3
ティンパニ
弦五部

ヨハネス・ブラームスの生涯

1833年ハンブルグ生まれ。


父は市民劇場のコントラバス奏者である。


10歳で作曲家でピアニストのエドゥアルド・マルクスゼンに師事。


1859年と1881年には、ピアノ協奏曲第1番とピアノ協奏曲第2番の
初演を自ら行っている。


19年の歳月をかけて交響曲第1番は1876年に完成。


1877年には第2番が、1883年に第3番が、そして1885年に最後の第4番が、それぞれ発表された。


1889年12月2日、ブラームスはT・エジソンの代理人の依頼で
「ハンガリー舞曲第1番」を蓄音機に録音した。


1897年肝臓癌によりウィーンで逝去。


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